理学博士取ったら、その後も研究しなきゃいけないのか?
4月ころ転職活動してたときに,マーケティングの職種で面接してたけど,こういう風に聞かれた.
「博士課程まで進んで,研究者として入社して,研究職としての道を外れることは大丈夫なのか」
別に一生実験したくて博士課程に進んだわけじゃないし.
確かに修士に進んで実験がめっちゃ楽しくて博士課程に進むこと決めたけど,博士課程で得た知識や能力って実験スキルだけじゃない.
本質を見抜いて考えるという力を身に着けたし,学振の申請書とか日頃の実験報告とかで文飾作成能力上がったし,プレゼンスキルも学部時代や修士時代よりはるかに改善されたし,実験スキルはその中の1部に過ぎない.
「もったいないでしょ」とかいわれるけど知るか.
そういう固定概念が雇う側にあるから,博士人材が一部の職種しか担えないんじゃないのか.
僕は民間企業に進むと決めた時に,ビジネスのことをもっとしりたいとか,営業みたいな顧客折衝をやりたいとか思ってたので,別に研究職にこだわっていない.
博士のことを実験がうまい人程度にしか思ってない人がいたらやだなぁ.
博士人材のよさとかを認知させることができる機会をもっと増やしたい.
あらゆる仕事に博士人材がいることが夢だ.